構成文化財の名称 | |
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指定等の状況 | 市指定(無形民俗) |
ストーリーの中の位置づけ | 五穀豊穣を祈る意を含むという奉納踊り。起源は室町時代とされる。麻の 狩衣(かりぎぬ)を着た男たちが大太鼓を中心にして輪になって踊る。 |
文化財の所在 | YAMAGA |
箇所が特定できない文化財については、大まかな位置を示しています。
構成文化財の名称 | 概要 |
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長坂なれなれなすび踊り | なれなれなすび踊りは、山鹿市長坂の厳島(いつくしま)神社で毎年3月9日に近い土曜日の夜に行われている祭礼です。「なれなれ」は豊作になれという意味で、五穀豊穣を祈る踊りが神社に奉納されます。踊りの起源は室町時代とされ、昭和45年に山鹿市無形民俗文化財に指定されました。神社にまつられているのは3人の女性の神様で、神様がやきもちを焼くという言い伝えから踊り手、太鼓の打ち手、歌い手のすべてを男性が担当します。 踊り手は麻の狩衣(かりぎぬ)をまとい、二つ折りにして長烏帽子(ながえぼし)風にした編み笠を被り、わらじを履きます。太鼓を囲むように輪になり「みんみら三つよさ」の歌に合わせて跳ねるように踊ります。 神社で奉納を終えた後は、子どもたちの松明(たいまつ)の灯りを頼りに約500m離れた千田川堤防沿いの稔(とし)の神まで移動し、再び踊りを奉納します。現在も地元の方々によって大切に受け継がれている祭礼です。 |