関連遺跡の名称 | |
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所在地 | 玉名市石貫古城原 |
時代 | 古墳時代後期(6世紀) |
説明 | 石貫古城横穴群は繁根木川右岸の石貫ナギノ横穴群のある丘陵から南へ約800m離れた丘陵に位置しています。横穴墓群は丘陵の先端部分、阿蘇溶結凝灰岩(あそようけつぎょうかいがん)の崖面に造られており、東側の崖面約100mの範囲に27基、南側の崖面50mの範囲に18基の横穴墓が確認されています。東側崖面の横穴墓は屍床(ししょう:遺体を置く場所)がコの字型に配置されているものがほとんどですが、南側崖面の横穴墓はコの字型以外に、左右のみに屍床があるものも見られます。石貫古城横穴群の中には線刻の装飾が見られるものがあり、中でも南側崖面の横穴墓の一つには舟を主体とした図柄が多く見られ、舟には帆が表現されていたり、舟の間に魚と考えられるものも描かれています。また鋸歯文が描かれたスカートのような衣装を身につけた人物が右手に棒状の道具のようなものを持っている様子も描かれたものもあります。別の横穴墓では麦を連想される線刻も確認されました。このような横穴群周辺には現在も水田風景を眺めることができますが、横穴を造った当時も似たような光景が広がっており、その地域の有力者がここに葬られたのでしょう |
関連HP等URL | |
アクセス | JR新玉名駅から車で8分 |
駐車場 | なし |
見学 | 見学不可(指定史跡でないため、状況も不明) |
問合せ先 | 玉名市教育委員会文化課 電話番号:0968-75-1136 メールアドレス:bunka@city.tamana.lg.jp |