関連遺跡の名称 | |
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所在地 | 玉名市岱明(たいめい)町野口地内 https://maps.app.goo.gl/t5qC7FBWE7bhF53d7 |
時代 | 主に弥生時代後期~古墳時代初頭 3世紀) |
説明 |
菊池川右岸の玉名台地上に位置する大原遺跡は、市道岱明(たいめい)玉名線道路改良事業に伴い平成24年から平成26年の2か年かけて発掘調査が実施されました。発掘調査では弥生時代後期の竪穴建物跡を中心とした多数の遺構と多量の遺物(土器・鉄製品等)が出土し、その中には、中国で作られた鏡の破鏡(人為的に割った鏡)や北部九州でされた鏡の破鏡や、今山産(福岡市)の石斧、阿蘇産鉄褐鉱を素材とする赤色顔料(ベンガラ)など、北部九州や阿蘇地域との交流を示す遺物も含まれていました。そして、島原半島出土のものと共通する土器が出土しており、有明海沿岸の集落との交易も示すものも見られます。また、籾殻痕のみられる土器片や石包丁、鉄製穂積具など稲作が行われていた痕跡もみられました。 このような状況を鑑みるに 隣接する木船西遺跡や塚原遺跡も含め、稲作により多くの人の生活を支え、弥生時代中期から古墳時代初頭にかけてそれぞれの地域の人々との交易をつなぐ結節点としての役割をもつまで発展した集落であったと考えられます。 |
関連HP等URL | 玉名市公式HP:発掘調査成果【玉名の遺跡シリーズ4】大原遺跡 |
アクセス | JR玉名駅から車で6分 |
駐車場 | なし |
見学 | 遺跡は埋め戻されており公開されていません。 |
問合せ先 | 玉名市教育委員会文化課 電話番号:0968-75-1136 メールアドレス:bunka@city.tamana.lg.jp |