関連遺跡の名称 | |
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所在地 | 玉名市河崎地内 |
時代 | 縄文時代晩期から古代(主体は弥生時代終末から古墳時代前期 3~4世紀) |
説明 |
現在でも稲作が盛に行われている玉名平野の中央部、菊池川右岸に位置する柳町遺跡は、低湿地に囲まれた微高地上に展開する縄文時代晩期から平安時代初頭までの複合遺跡で、弥生時代終末期から古墳時代初頭には集落が形成されていました。 国道208号バイパス建設にともない、平成7年から平成11年にかけて約5年間、発掘調査が実施されました。その際、全国的にも珍しい木製短甲が井戸の中から出土し、一緒に出土した棒状の留め具には「田」の文字が書かれていました。この発見は、日本最古級の文字を記した可能性がある事例として注目を集めました。木製短甲以外にも農具等の木製品が多量に出土しており、遺跡近辺の低湿地を利用し、稲作を行っていたことがうかがえます。また8世紀中ごろには、低湿地内を流れる小河川を埋め大きな畔が形成されている状況も発見され、玉名平野条里が整備された当時の名残ではないかといわれています。 |
関連HP等URL | |
アクセス | JR新玉名駅から徒歩14分 |
駐車場 | なし |
見学 | 遺跡は埋め戻されており公開されていませんが、現地に説明版があります |
問合せ先 | 玉名市教育委員会文化課 電話番号:0968-75-1136 メールアドレス:bunka@city.tamana.lg.jp |