梅林天満宮例大祭が行われました!

去る11月25日(木)、熊本県玉名市の梅林天満宮にて2年ぶりに「梅林天満宮例大祭」が行われ、菊池川流域日本遺産の構成文化財である『流鏑馬』が奉納されました。

熊本県の重要無形民俗文化財にも指定されている『梅林天満宮流鏑馬』は、五穀豊穣に感謝して奉納されるもので、地元では「ヤクサンドン」と呼ばれ親しまれています。
乗り手は顔全体に濃くおしろいを塗り、笠に胸当て、狩衣に襷がけといった装束に身を固めて、弓に矢をつがえ、天地東西へと射放つ動作をした後、鳥居前を一巡して所定の位置に行きます。その後、馬を全速力で疾駆させ、馬場に用意された3か所の的を次々に射ること3回、つごう9的を射て流鏑馬を奉納します。
熊本県内で流鏑馬の奉納をする神社は複数あるのですが、農村の中で一連の神事を現在まで継承しているのは、梅林天満宮だけであり大変貴重なものといえます。

今年は恒例の神楽や巫女舞の実施は見送られたものの、迫力のある流鏑馬の様子に観客の皆様も大変喜ばれていました。

 

前日の汐取りの様子
梅林天満宮例大祭当日の様子