構成文化財の名称 | |
---|---|
指定等の状況 | 市指定(無形民俗) |
ストーリーの中の位置づけ | 10 年から20 年毎に行われる豊漁・五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈願す る祭。仮装して町中総出で米を積んだ荷車を曳く「米引き」という行事や、神輿を舟に乗せて漕ぎだす「御神幸(ごしんこう)」という行事が行われる。 |
文化財の所在 | TAMANA |
箇所が特定できない文化財については、大まかな位置を示しています。
構成文化財の名称 | 概要 |
---|---|
外嶋住吉神社年紀祭 | 大浜外嶋(としま)住吉神社は、延久元年(1069)創建といわれ、表筒男命(うわつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、底筒男命(そこつつのおのみこと)の航海を守護する三神と阿蘇第一座の健磐龍命(たけいわたつのみこと)を合わせ祀られています。 年紀祭は、ほぼ10年から20年毎に実施され、主要行事は、砂引き、米引き、御神幸などがあります。米引き行事は、各地区から神社への奉納米を寄進するため、大八車に俵を積み、氏子総出で綱を引きます。その際、氏子は姉さんかぶりをし、五色の梵天(ぼんてん:大形の御幣)を振りかざしながら米引き音頭を謡いながら賑やかに進んでいきます。御神幸行事は、御旅所までの渡御(とぎょ)と海上渡御とがあります。船渡御は、大浜の笠洲(かさす?)に漂着された住吉大神の御神像を村へお迎えした当時の様子を氏子総出で再現する神事です。御座船を曳航(えいこう)する櫂伝馬船(かいでんません)の上で掛け声と太鼓に合わせて、采振り(ざいふり)、と剣櫂踊り(けんがいおどり)を披露します。 全体的に祭りは大規模で、江戸時代中後期、高瀬港の外港として栄えた大浜町の往時をしのばせます。 |